本記事ではこんな疑問にお答えします。
仮想通貨の取引所には「販売所」と「取引所」があります。
本記事の前半では「販売所」と「取引所」の違い、後半では、ビットコインを買うなら「取引所」を使ったほうがいい理由について解説していきます。
本記事を参考にすれば、損せず安くビットコインが買えるようになりますよ!
仮想通貨の「販売所」と「取引所」の違いは?
まずは、「販売所」と「取引所」はどんな違いがあるのかを解説していきます。
「販売所」ってどんなところ?
「販売所」は売買したい人と仮想通貨取引業者が取引を行う場所です。
コインチェックが持っている仮想通貨をコインチェックが決めた価格で買ったり売ったりできます。
「取引所」ってどんなところ?
「取引所」とは、買いたい人と売りたい人の間で仮想通貨取引を行う場所のことをいいます。
「取引所」がユーザー同士で取引ができる場所を提供してくれているんですね。
ビットコインを買いたい場合は、取引所で売ってくれる人を探して売ってもらいます。
販売所と取引所のメリット・デメリット
次に、「販売所」と「取引所」を使うメリットとデメリットをそれぞれ見ていきましょう。
販売所のメリット・デメリット
販売所のメリット
- 買いたいと思った時に買える
- 仮想通貨の取り扱いがたくさんある
販売所では、販売所で決められた価格でビットコインを買えるので、好きな時に買えるのがメリット!
そして、販売所では買える仮想通貨の種類が多いんですよね。
たとえば「コインチェック」だと、こんなに取扱数が違いますよ!
- 販売所:17種類
- 取引所:5種類
販売所のデメリット
- 取引手数料が高い
販売所はいつでも好きな時に買える分、取引手数料が高いんですよね。コインチェックの決めた価格で買うことになるので、取引所と比べて割高になってしまいます。
取引所のメリット・デメリット
次に「取引所」はどんなメリット、デメリットがあるのか見ていきましょう!
取引所のメリット
- 取引手数料が安い
- 買いたい値段で売買ができる
そして、メリットは「成行注文」や「指値注文」を利用して自分の買いたい価格で買えることです。
「成行注文」とは?
「成行(なりゆき)注文」とは、値段を指定せずにその時の市場価格で売買をする注文方法。「値段は気にしないからすぐ買いたい!」と言う時は成行注文をします。
「指値注文」とは?
「指値(さしね)注文」とは、自分が買いたい価格を指定する注文方法のこと。指定した価格になると取引が成立します。
取引所のデメリット
- 取り扱っている仮想通貨の種類が少ない
- 取引が成立しない場合がある
取引所は、自分が買いたい価格と誰かが売りたい価格が一致しないと取引が成立しません。
最大の違いは手数料の違い【結論:ビットコインは取引所で買おう】
ここまででおわかりのように、「販売所」と「取引所」の最大の違いは手数料の差です。
買う前に手数料の違いを押さえておかないと、同じビットコインを買っても損してしまいます。
結論、手数料をなるべくかけずにビットコインを買うためには「取引所」を使いましょう!
次からは「コインチェック」を例にして、なぜビットコインを買うなら「取引所」を使うべきなのかを解説していきます。
ビットコインを買うなら「取引所」で買わないと損する理由
ビットコインを買うときは、「販売所」ではなく「取引所」で買わないと損する理由を次の2つから説明していきます。
- 「販売所」はスプレッド費用がかかる
- ビットコインの価格は「取引所」のほうが安い
①「販売所」はスプレッド費用がかかる
いきなり難しい言葉が出てきましたね…
スプレッド費用とは?
スプレッドとは、ビットコインを買う価格と売る価格の差のこと。
「買う価格と売る価格の差」と言われても、まだ理解不能ですよね。
実際に、2022年1月27日(木)18:00時点の販売所での1BTCの価格を見ていきましょう。
販売所(購入) 1BTC=4,336,800円
販売所(売却) 1BTC=4,079,800円
買う価格と売る価格の差がスプレッド費用なので、
4,336,800 - 4,079,800 = 257,000円
上記の計算で、スプレッド費用は【257,000円】です。
つまり、1BTCを買ってすぐ売る場合、257,000円も損してしまうということです。
損しないようにするには、1BTCが257,000円以上、値上がりしたタイミングで売らない限り、利益がマイナスになってしまいます。
仮想通貨取引所では、スプレッドは「手数料」となり、このスプレッドは「販売所」だけに発生します。
商売するなら、誰でも安く買って高く売ることで利益をゲットしたいですよね。
もちろん、コインチェックも会社である以上、利益を求めるので、ビットコインを安く仕入れて高く売ることで差額を利益にしています。
②ビットコインの価格は「取引所」のほうが安い
ここまで来た段階でこんな疑問が浮かぶと思います。
実際には「取引所」にも手数料はあります。
しかし、「販売所」よりも「取引所」のほうがビットコインを安く買うことができます。
また、コインチェックの画面で見てみますね。
先ほどの画像では、販売所(購入)では1BTC=4,336,800円でした。
取引所のビットコインの価格はホーム画面にある「BTC買い板/売り板」のレートで確認できます。
取引所 1BTC=4,213,008円
販売所と取引所の価格差
4,336,800円 - 4,213,008円 = 123,792円
実際には1BTCを一気に買う人はほぼいないですが、
0.01BTCを買うとしても、取引所で買わないと1,248円も損してしまいます。
コツコツ少額のビットコインを何度も買って「ガチホ投資」していくなら、買うたびにかかるコストは不要です!
以上の理由から、ビットコインを買うときには、「販売所」ではなく「取引所」で買うようにしましょう!
まとめ
本記事では、「販売所」と「取引所」の違いと、実際にどれくらいの金額差があるのかを具体的に解説してきました。
結論、ビットコインを買うなら必ず「取引所」を使うようにしましょう!
ビットコインの買い方は『【完全解説】コインチェックでビットコインを買う6つの方法【スマホ・PC】』で紹介していますので、合わせて見てみてくださいね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!